人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

運動にはお金をかけない方がいい

昭和の高度成長期前ぐらいの男性の写真を見ると、ぜい肉で太った人は全然いなくて、みんな筋骨隆々としています。

 

今よりも肉体労働も多かったでしょうし、食事も粗食だっと思うのですが、それでも、今のように健康やダイエットを全く意識していない状態で、スリムでしかも筋肉がしっかりと付いている状態を、多くの人が当たり前のようにキープしています。

 

体形のスリムさの実現については、今と比較して食事の影響が強いかもしれませんが、筋肉がしっかりと付いて体が引き締まっている状態については、今と比較した運動の影響が強いと思います。

 

では、その、今と比較した運動の違いは何かというと、本当に単純で、「日常的に体を動かすことをこまめにやっているかいないか」だけです。

 

昭和の高度成長期前ぐらいは、当然、ジムなどもないし、ダンベルなどの健康器具もなく、特別なトレーニング方法などあったわけではありません。せいぜい、運動としてはやっていたのはランニングぐらいです。

 

今は、とても忙しい時代だと言われていますが、様々な家電やデジタル機器が存在し、我々の生活を効率化してくれているので、昔に比べてかなり時短が実現されていますので、運動をやろうと思えばやれるだけの時間の捻出は可能なのですが、昔は、そのようにわざわざ運動している時間もなかったはずです。

 

今よりも、そのような家電やデジタル機器なども存在せず、交通機関も発達していない状況では、日常生活の中で、常に動き、常に力を入れる機会があったので、特別な運動をしていないくても自然と理想的な肉体に仕上がっていたわけです。

 

逆を言うと、そのような、今と比べて未発達な社会においては、きちんとした肉体と体力がないと生活できなかったわけです。

 

現在では、不眠や睡眠障害などで悩んでいらっしゃる方も多いと思いますが、当時は、そのように体を常に動かし続けて、肉体的に疲れているので、早く寝て、しかも、長く寝ることができていたと思います。

 

このように、現在でも、未発達な社会の中で生活しているようなイメージで、日常生活の中で体をこまめに動かすことを意識づけることが一番の運動になると思います。

 

同じように、さらに筋トレなどで肉体を鍛えたいのなら、高額な健康器具やスポーツウェアなどを買ったり、高額なジムなどに通うことなく、自宅で、腕立て伏せやスクワットなどをやった方が良いです。

 

なぜなら、その方が、先ほどのとおり、「日常生活の中で体をこまめに動かす」ことにつながるからです。恰好も、普段着で、しかも、裸足など、本当にいつもと同じで良いです。

 

運動する環境をきちんと整えないと、運動する気になれない、という方もいらっしゃると思いますが、その運動そのものが好きになり、効果も実感できて、いわゆる「だんだんハマってきた」という状態にまでなれると良いのですが、大抵の場合、例えば、スポーツウェアに着替える、運動できる場所まで行く、せっかく来たのだから1時間ぐらいは最低でも運動しよう、などとやっていると、そのうちに運動することが面倒くさくなってしまいます。

 

それよりは、運動しようかなと思ったら、即、5分から10分運動して、ということを1日の間に数回繰り返し、それを毎日積み重ねた方が、長続きし、効果もあがります。

 

そして、何よりお金が全くかかりません。

 

エスカレータを使わず階段を使う、ちょっとぐらいの距離なら電車やタクシーを使わず歩く、5kmぐらいなら自転車で行ってしまう、などなど、お金をかけずにこまめに動き続ける方法は山ほどありますので、とにかく、日常生活の中で自分の体を動かし続ける方法を考えていってほしいと思います。