友達ができない人は基本的に自分のことしか考えていない
タイトルのとおり、当たり前のようですが、友達ができない人は基本的に自分のことしか考えていません。
それならば、友達が欲しい人は、自分のこと以外のことをもっと考える必要があるということは、ごくごく当たり前のことですが、これがなかなかできなかったり、そもそもわかっていないのです。
そして、このように反論される人もいらっしゃると思います。
「私は、自分のこと以外に、他人のこともしっかり考えているし、思いやりをもっているのに、友達ができません」と。
本当にこのような方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの人は、他人のことを考えていたり、他人に優しくしているようで、実は、その行為そのものが、自分を大切にしてくれることや注目してくれることを求めていることがにじみ出て、相手にばれているがために、何となく相手が厭らしさを感じ取ってしまい、結果として、友達になれないのです。
さらに、自分を殺して、もしくは、自分を犠牲にして相手に尽くしている人も友達になれることは少ないです。これも、そのようにしている見返りを相手に自然と求めてしまっているので、結果として、相手がその見返りを望む匂いをかぎ分け、友達になりたくなくなってしまうからです。
基本は自分のことを中心に重きを置いて考えつつも、自分を犠牲にすることなく、自分のもっている余力の範囲で自分以外のことを考えてあげることが重要です。
その「自分のもっている余力の範囲」が大きければ大きいほど友達は増えていく可能性が高いですが、その余力が小さい時には、分相応として、交際範囲が小さくても、そこを大切にしていけばよいのです。
それを無理して、交際範囲を拡大させようとすると、また、自分に無理をしたり自分を犠牲にしたりすることになり、それがまた見返りを求める形となって、相手を遠ざけることとなります。
友達ができない人は基本的に自分のことしか考えていない、そして、本当に、自分のこと以外を考えることができる余力の大きさが友達の数を決める、と考え、無理せず徐々に友達を作っていけばよいと思います。
そういう意味では、自分には余力がない!と感じている時には、友達が欲しい時かもしれませんが、余力がないだけに友達ができにくい、と素直に認識して、その「自分の余力」をまずは大きくしていくところから始めてみるのも良いかもしれません。