器を広げる活動をする①
いろいろな人と接する時に、疲れてしまうとか気圧されてしまうとかありますが、そういう時は、正直、その接する人たちとの器のギャップに参ってしまっている状態かもしれません。
自分の方が、何かのスキルを持っていたり、頭も良かったり、運動もできたり、お金も持っていたり、立場が上であったりしても、そのような人たちと接した時に、何とも言えない落ち着かない感じ、自分という人間がつまらなく小さく感じる感じがあると思います。
そして、時が経ち、場が変わり、立場や役割などが変わった際に、そのように感じた人に、追い越されていたり、さらに、先に進んだりしている姿を見ることもあります。
もし、そのようなことがなくても、自分よりも圧倒的に幸せで充実した人生を歩んでいるように見えることもあります。
自分の成長や進化のさせ方ですが、イメージとしては縦と横の成長や進化があり、縦の成長は、いわゆる一般的には「スキル」と言われているもの、そして、それを生かした立場や役割の向上です。
勉強をし、それを仕事に生かすことで、希望する会社や役職につき、それにより希望の収入を得る、などです。
そして、横の成長とは「器を広げること」、言い換えるなら、「人間性を高めて大きな自分になること」です。
横の成長は、それ単体での成長に尽力しても、大きくはならないと思っています。
横の成長を意識し、その成長や進化を心に描きながら、縦の成長をちょっとだけ自分に負荷をかけてやっていくこと、その営みにより、横の成長が実現すると思っています。
先ほどの器の大きい人にあって、疲れてしまったり気圧されてしまったりする感覚を受け止めて、今の自分に足りない人間性の部分を認識する、そして、その部分を意識しながら、日常の活動を向上させていくことが大事です。
簡単には器の大きさは大きくなりません。そして、直接的に大きくもできません。だからこそ、人生100年という長い時間をかけて、じっくりと大きくしていくわけです。
その人のその人なりの大器晩成を成し遂げることこそ、この世に生まれてきたことの意味かもしれません。