人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

AIは問題解決、人間はヒーリング

エジソンの名言で、「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という言葉が、努力が大切、ということを言いたいのではなくて、1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる、という、インスピレーションの大切さと無駄な努力はやめた方がいい、ということを本当は言いたかった、ということが、もう一般的に認知されるようになってきていますが、AIが進展していくと、この言葉がさらに重みをもつようになる予感がしています。

 

天才、という大げさなことでなくても、もっと身近な中でも、「問題解決は、1%のひらめきと99%の努力である」みたいな感じで、問題解決の99%は努力、すなわち、それなりにやり続ければできる、だけど、その問題解決のブレークスルーは1%のインスピレーションがないとムリ、という感じです。

 

さらに言うと、世の中や日常にある問題の99%は、1%のブレークスルー的な発想なしでも解決できる、ということです。


AIが今後さらに発展していて、どのような感じになってしまうのか、と言われていますが、上記にあてはめると、「問題解決の99%はAIが行い、AIで解決できないような1%は人間が行う」という感じになっていくと思います。

 

日常的に、私たちは「問題、問題」と軽く言っていますが、そのほとんどが、その気になれば、解決できるものが多いです。

 

例えば、料理を作る時間がない、という問題は、調理家電の進化と、レシピ作成と買い物などがAIで自動化されるなどで改善されたりしますし、そもそも、日々の仕事時間がAIで効率化して短縮できれば料理を作る時間が捻出されたりします。

 

このように、その問題に焦点を当てれば、解決方法が数個導き出され、その実行さえもやってくれる存在がいたら、ほとんどの軽い問題はなくなってしまうのです。

 

その存在こそAIなのです。

 

そして、AIが解決できない問題というのは、今まで前例のなかったブレークスルー的なもののみが最終的には残っていくわけですが、ここで、まだ前例のないブレークスルー的なものでも、人間の感情や個々の存在価値、尊厳などが全く関わってこない機能的なものは、ほぼ全て解決できてしまうと思います。

 

そうなるとAIができずに、人間しかできないものとして残り続けるのは、ものすごく広い意味で「ヒーリング」しかないと思います。

 

営業職がAIにとって代われないものとして挙げられることが多いですが、適材適所に適正価格でサービスを提供するために人間が必要であり続けることはないと思います。それでも、「●●さんから買いたい」とか「●●さん、いますか?」みたいなものをユーザが求めるとしたら、その営業担当者と接していたいからです。

 

介護や看護の世界などもそうです。物理的な世話そのものは、AIを搭載したマシンができるようにいずれはなるかもしれませんが、介護や看護をされる人には、そんなサービスを受けたくない人も少なからずいると思います。

 

あと、ちょっと上記とは一線を画しますが、一部の人に利権が集中させるように仕向けるようなこともAIではなく人間しかできません。AIであれば非合理的であることをあえてするわけなので、不正&不当であったとしても、それは、一部の利権を得られる人からすると「癒し」なのです。

 

結局、合理的に誘導できることはすべてAIができるようになり、非合理的なものを欲した場合には人間が登場するようになっていくわけです。

 

そして、その非合理的なもの、もしくは、合理的な世界に疲れてしまった人間、合理的な世界が嫌いで良しとしない人間が「癒し」としてAIではなく人間を求めていくことになるわけです。