自己分析AIができたらいいな・・・
私たちは、毎日、数多くの言葉を話したり、書いたりしています。
特に、ブログやSNSを書いたり、日記を書いたりしている人などの文字データ量は1年間蓄積してもそれなりのものになります。
その蓄積された数年間の文字データをビックデータとし、そこから読み取れる、個人の性格や嗜好などを分析し、その人がどのような人間なのか、そして、その良いところと悪いところも指摘してくれて、さらに、本人の希望があれば改善提案などもしてくれるAIなどができてくると嬉しいなと思っています。
生活ログまで行かなくても、自分が投入している文字情報、特に、SNSなどの文章を書いているものを集積して、個人の性質を分析してくれるだけでもいいです。
そんなサービスができたら、すべての文字情報を、その分析対象となるところへ書き込みます。そして、過去分も含めて全部投入しちゃうかもしれないです。
メタ認知力を発揮させて、もう一人の自分という立場から、「自分」を見つめ直すことも本当に大事なのですが、その「もう一人の自分」というのが、これまで生きてきて「自分はこういう人間だ」というパラダイムでガチガチになっていると、本当の意味で、正確に自分を見つめることはできないと思います。
また、他人とのコミュニケーションから、自分自身がどう見られているかを把握するにしても、他人も遠慮して、本当にストレートには自分自身のフィードバックをしてくれないでしょうし、他人の雰囲気から、自分がどう見られているかを察するにしても、痛い人は、すべて自分の都合のいいように捉えてしまうでしょうし、痛くない人もどこまで正確に捉えられるかは未知数です。
しかも、他人からのフィードバックは、自分が他人に見せている姿からしか他人は判断できないのです。プライベートでは、意外に家族思いで子煩悩、みたいなところが職場で全く見えていないならば、大多数の人が「パワハラ」的に判断してしまい、そのような雰囲気を醸し出し、そのようなコメントしかくれない場合もあります。
なので、自己分析のためには、自分自身の判断だけでなく、自分のプライベートや心の中に秘めている感情も全部含めて把握してくれて、それに基づいて、一切の忖度なしで、直球で分析内容を提示してくれる存在がいてくれることがふさわしいのです。
そう考えると、AIがその手助けをしてくれるのではないか、という期待がとても高まります。
結構どキツイ個人情報を全部さらけ出してデータとして蓄積していくので、気が引けてしまうかもしれませんが、それを分析するのは、何の意思も感情も持たないAIなので、その100分の1の感情を他の人にさらけ出すよりもはハードルが低いかもしれません。
自己分析は、自分が持っているパラダイムとバイアスが、心に秘めた感情とまざりあって、歪んだ状態でなされることが多いので、このようなものには、逆に、超客観的で、無感情で冷徹なものに全面的に身をゆだねてしまった方が、効果が高いと思っています。