人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

ChatGPTなどのAIで作られたものの価値は下がる

最近、AmazonKindle本、特にKindle Unlimited対象の書籍の中に、ChatGPT等のAIからの検索内容を引用したものが散見されます。

 

もともとKindle Unlimited対象の書籍の中には、質が悪く、読むに値しないものが数多くありましたが、AIで作成されたものの書籍も増え、さらに質が低下した感じを受けています。

 

質が低下したという表現をしましたが、正確に言うと、「読む価値が薄くなった」という表現が適切かもしれません。

 

書籍を自力だけで出そうとすると、表現がその人独特で一般的なものでない場合もあるし、着想や参考とする資料なども、その人なりに偏ったりして狭いものになりがちです。その点をAIが補完するならば、「質」そのものは上がるのです。

 

もしAIが作ったと知らなければ、一般的かつ無難な内容が綺麗にまとまっている感じで、その分野が初めての人にとっては良書となりうる可能性はあります。

 

ただし、本から、その著者独自の切り口、視点、考え、表現などが見えて来ないと、いくら文章や体裁がきれいにつくられていても、買って読む価値がないのです。

 

なぜなら、そのレベルのことは、ChatGPTなどのAIに聞けば教えてくれるからです。

 

そのため、ChatGPT等のAIから、自力以外のものを引き出そうとし、その自力以外のものが多くなればなるほど、AIと変わらないどころか、「書籍」というフレキシビリティのない固定された形態になってしまっているので、AI以下のものになり下がってしまうのです。

 

これは、書籍に限らず、大学の論文、企業でのプレゼン、顧客に提供するレポートやコンサルなど、ありとあらゆるものがそうです。

 

今のAmazon Kindle本の中で、「AI臭」がするものについては、今の段階で、私の中では買う価値がなくつまらないもの、という感覚があります。

 

今後、AIが一般化すると、ますますそのような感じになっていくと思います。

 

AIをうまく活用し、「質の向上」、「スピード向上」、「稼働減」は実現つつも、AIに依存し過ぎず、「AI臭」を漂わせないスタイルというものを確立していくことが必要です。