人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

株はコスパがいいけれども・・・

金融資産として、投資信託ETF、そして、個別株式がありますが、NISAやiDeCoなどにより、今は投資信託、特に、インデックスファンドが人気です。

 

しかし、このインデックスファンドはノーロード、すなわち、買付手数料がかからないとはいえ、毎年、信託報酬がコストとしてかかってきます。

 

この信託報酬が毎年発生するがために、低コストであるものが人気となり、例えば、三菱UFJ国際投信のeMAXISSlimシリーズなどが人気となっています。

 

この信託報酬が無料であるならば本当に低コストになる投資商品となるわけですが、それこそがまさに個別株式となります。

 

NISAの購入でない限り、買付手数料こそ初回にかかりますが、それ以降は税金以外のコストはかかりません(NISAであれば税金コストもかかりません)。

 

そのため、長期投資におけるコストの削減を考えるならば、個別株式が一番コスパがいい、と言うこともできるのです。

 

ただし、全世界株式などのインデックスファンドと異なり、個別株式は企業の栄枯盛衰がものすごく影響を与え、長期において、その単独企業が永続しているかどうか、そして世界経済のように、緩やかではあっても上昇トレンドになっているかは非常に不透明です。

 

日本において、そのような全世界株式にも匹敵するような、それでいて高配当であった東京電力株でさえも、今のような低株価・無配当の銘柄になってしまうなど、20年以上前の私たちは誰も思わなかったことが実際に起こっています。

 

しかし、緩やかな成長軌道にあるか、もしくは、大きな下落がなさそうなもので、高配当か増配傾向にあるような銘柄は少なからずあるので、確率論にはなりますが、そのような銘柄を見つけられれば、NISAを活用して長期間保有することで、インデックスファンドをコスト面でもリターン面でも上回るような投資はできる場合があります。

 

長期投資においての王道は、やはりインデックスファンドをドルコスト平均法で投資して行くことがもっともシンプルかつ複利効果の高い方法だと思います。

 

ただし、このように長期投資において優良な個別銘柄が見えている場合には、コスト面から考えて個別株式に投資をして行くのも良い判断だと思います。

 

これで、配当が出るたびに、端株でもいいので、自動的にそれを再投資してくれるような仕組みや制度ができると、より低コストで複利効果を高める投資方法になるのですけどね。