Chromebookがダメなところ
前回、Chromebookの良いところを本ブログにて記載しましたが、おそらく、今後は、Chromebookが今の仕様のままでは買わないと思います。
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なぜかというと、端的に言えば「中途半端」だからです。そのため、パソコンとタブレットを組み合わせればChromebookの出番がなくなってしまうのです。
まず、パソコンと比較すると、できることが限られている、というのは、Chromebookを使われている方は皆さん納得されていると思いますが、できることが限られているならば、価格が安価であってほしいのですが、それなりに動くスペックのものを買おうとすると、パソコンよりもちょっとだけ安い、という「中途半端」な価格の位置づけになてしまうのです。
そして、タブレットと比較すると、同一スペックならタブレットの方が安価です。タブレット+キーボードでもChromebookよりも安いです。また、Androidアプリの動きは一般的に遅く、Chromebookには対応していない場合もあります。
価格が高いのに、Androidタブレットで出来ていることができない、もしくは、挙動が重い、という感じになっています。
Chromebookは、GIGAスクール構想のように、学校向け、特に学校や教育委員会側においては、管理面とコスト面でかなりメリットがあると思います。子どもが使っている様子を見ても、かなりいい感じにできているなと思います。
コンシューマ向けでも、Webブラウジングと文章を書くことがメインであれば、それなりのメリットはあるかもしれません。しかし、今のご時世、一般的なコンシューマ利用であれば、動画や音楽の利用は当たり前ですし、最低限、それを快適に動かすだけの仕様が備わっていることが必須になります。さらに、それが出来ていることを前提として、パソコンと比較して価格が安価か、同一価格ではパソコンでは実現できないような薄さや軽量化を実現していないとメリットが薄いです。
このように、Chromebookは現状では、学校などの教育機関用ぐらいしかメリットが薄いと思っています。
そして、ChromeOS FLEXと古いパソコンがあれば、androidアプリは使えませんが、Chromebookとしての機能は使えますので、それを利用して、リモートデスクトップで自宅のWindowsパソコンを操作したり、上記のように、フルブラウザを利用して、Webブラウジングしたり、文章を書くといったようなことをすれば、わざわざ、Chromebookを買う必要はなくなります。
Googleがどこを見つめているかはわかりませんが、ChromeOSとAndroid OSは統合し、タブレットとしての立ち位置を高めつつ、用途によって、今のChromeOSと同じような活用方法もできるようにしていった方が良いと思っています。