人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

動画の縦撮りと横撮り

災害や事故の現場に居合わせた人が撮影した貴重な動画が、縦撮りになっているのをニュースなどでよく見かけることがあります。

 

スマホで、動画や静止画、特に、動画を縦撮りする人は、今が簡単であることを重視して、その後の活用をあまり考えていない人が多いのではないか、と私は考えています。

 

動画は、横撮りで撮影されたものの方が、圧倒的に自然に見ることができます。

 

これだけ動画が出回っている中で、縦が自然であるならば、ありとあらゆるディスプレイなどが縦に変わっているはずです。

 

ガラケースマホで、横にしてから撮影するのは多少は大変かもしれませんが、後々の見やすさや加工のしやすさを考えると、横にして撮っておいた方が間違いなく合理的です。

 

それでも、つい縦にしたまま撮影してしまうことが多い、ということは、その後の加工や鑑賞よりも、今、撮影しやすいということに重きが置かれていると言ってもよいのではないかと思います。

 

そして、縦撮り派と横撮り派で、動画の活用スタイルを調査してみると面白いと思いますが、横撮り派は間違いなく、その後の加工、タブレットやテレビなどの多様なディスプレイでの鑑賞、他の人への共有など、単純に撮影するだけでなく、その後の活用に重きが置かれていると思います。

 

そのため、邪推であるのですが、自分以外にも人に動画を共有する機会があるにも関わらず、縦撮りをしている人については、自分中心、面倒くさがり、その場しのぎ、先々のことをあまり考えない、ITリテラシーが弱め、という特徴のいずれかがあるのではないかと思っています。

 

今でこそ、縦撮りのメリットとして「SNSにアップするため」というものがありますが、そもそもTiktokやショート動画などの縦撮りを前提としているものが誕生したのは、上記のような性質をもった縦撮りをする人が増えてきたからだと思います。

 

縦撮り動画そのもののメリットは、そもそも写真でも縦撮りが一般的な「人」が話したり動いたりする様子を画面いっぱいに表現したい場合ぐらいだと思います。

 

私は、あまり好きでないので、Tiktokやショート動画を見ませんが、やはりうまい見せ方をしているのは縦撮りのアップ間や縦の幅の広さと横の狭さをうまく活用していると思います。

 

自炊できない人ややらない人が増えたのを前提として、コンビニや外食がファミリーよりも個人利用を取り込んでいるように、動画の横撮りが面倒くさくて縦撮りをする人が増えたのを前提として、動画SNSが縦撮り需要を取り込んだわけですが、どちらもちょっと寂しい動向なので、長期的には本質的な方向に回帰してくるかもしれません。。。