人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

最終的に勝つ投資方法

株など投資における必勝方法ですが、結論から言うと、「投資したら一生売らない」ことです。

いや、低い時に買って、高い時に売る、というキャピタルゲインを効果的にゲットしていき、その保有期間で、配当金、分配金、賃料といったようなインカムゲインも継続的に得ていけることが、投資方法としては最高だろう、と思われるかもしれません。


たしかに、その適切なタイミングを見つけることができ、かつ、インカムゲインを継続的に得ていけるようなきめ細やかな調整をできる能力があるか、そういうことが好きな人なら、そのような手法を駆使していることが、その人にとっての必勝方法になります。


書籍で出ているノウハウなどもこれにあたるかと思います。ただ、結局、万人に適した投資法ではなく、そのノウハウが合う人と合わない人がいると思います。


それに対し、「投資したら一生売らない」投資戦略は万人に適した投資方法だと思います。


よく引き合いに出されるエピソードとしては、アメリカで一人暮らしの低所得層の老人が亡くなっていて、その身辺整理をしたら、数億円にもなる株が発見された、という話です。掃除業や事務業など、決して所得としては大きくない中で、ただひたすら余剰金で株を買い続けてホールドした結果が、人生の終焉時に数億円レベルにまで膨れ上がっていた、ということです。


おそらく、その増え続ける株のキャピタルゲインを見ることが、その方の生きがいだったのでしょうが、その人の人生の途中では、その買っていた株が大きく暴落する時もあれば、逆に、高騰する時もあったでしょう。


普通の人なら、もし、100万円ぐらい投資をしていて、それが数日で高騰して倍の200万円になる、とか、逆に数日で半分の50万まで急落するなどの動きがあった場合、感情的に我慢ができないか、もしくは、理性的だったとしても自ら合理的な上限下限を設定してしまい、利益確定や損切りなどをして売ってしまうはずです。


ただ、この老人はひたすら買い続け売らなかったのです。それがこの結果です。

戦後から成長し続け、日本のようなバブル掲載もなかったアメリカの株だから、とお漏れるかもしれませんが、では、今の日本で一生売らないことを前提とした投資対象は何でしょう?となると、結局、行きつくのは、


・世界(もしくは、世界相当の)株式インデックスファンド

・世界(もしくは、世界相当の)ETF


となり、ひたすら規模を育てたい人は、インカムゲインを自動再投資する前者、インカムゲインの果実は随時欲しい人は後者、ということになります。


「世界相当の」を加えておきましたが、好みにもよりますが、S&P500などのアメリカ株式や先進国株式なども、現在においては、この「世界相当」にあたります。


「一生売らない」ことを前提とすると、「一生持ち続けるのに適した投資対象」の選定が必要となり、結果として、今大人気の投資信託が最強の投資方法、ということに帰結していくわけです。。。