人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

勉強にはお金をかけない方がいい

「勉強=投資」という考え方があり、学力、特に、受験や資格試験の対策のためには、お金をケチってはいけない、合格のために必要なお金は惜しみなく出した方がいい、ということが通説だと思います。

 

しかし、基本的には、というか、基本スタイルとしては、勉強に関しては、なるべくお金をかけない方がいいと思います。

 

なぜかというと、勉強においてお金をかけている場合の特徴としては、

  • 勉強の仕方や方法がわかっていない
  • 勉強をやる気がない

のいずれかだからです。

 

勉強の仕方や方法がわからない、という点に関しては、難関校への受験や司法試験などの難関資格などであれば、なかなか実践的で具体的な勉強方法が示されておらず勘所もつかみづらいので、塾や資格取得のためのスクールなどの力を借りた方が効率的な場合があります。

 

しかし、単純に学力をあげるためとか、過去問がたくさんあって、その対策やガイドラインも数多く一般に流通している受験や資格試験などは、そのために多額のお金をかける必要はありません。

 

やり方としては、王道となるような過去問、参考書、学習資料などを手に入れて、その中でも自分が一番やりやすいものをひたすらしつこく繰り返しやっていくことが一番効果的です。

 

このように、勉強の仕方や方法、勉強内容そのものもある程度ブラックボックス化されていてノウハウを有する場所、例えば塾やスクールなどに限られているならば、そこに投資をする価値がありますが、それらが、書籍含め、ネットでも動画でも情報が溢れている場合には、そこから情報を得れば済むわけです。

 

そして、過去問、参考書、学習資料などを繰り返しやりこみ、その中のすべてのことをほぼ完璧に身に付けてしまえば、ほぼ合格できてしまうわけですが、これに不安を感じて、もっとお金をかけてもっと勉強しないと、と思うと、自分がやり切れる以上の分量の参考書、学習資料を買い込み、分散して覚えきれないまま中途半端になってしまうのです。

 

そして、勉強においてお金をかけている場合の特徴2番目の「勉強をやる気がない」ですが、これも、司法試験など、難関で何年もかけて受験する可能性があるようなものについては、くじけないためにも、スクールなどに通うことにより受験者との交流が必要な場合がありますが、それ以外の、

  • 塾にでも行かせないと勉強やる気がないので勉強しない
  • 参考書や問題集を用意しないと全く勉強しない

などであれば、最低限のことはしても、過度にお金をかけても全く意味がありません。というより、やる気がないのでは、そもそも、お金をかけても無駄なのです。

 

事業やマネーの投資においては、「お金をいかにかけずに最大の利益を得るか」が基本ですが、勉強についても、できる限りお金をかけない方法で、最大限の効果を上げる方法を考えていくのが王道です。

 

投資の中でも「勉強」となると、「お金をかけること」と「一生懸命やること」がなぜか美徳になってしまっていて、特に、親の立場では「お金をかけてあげること」が子どもに対して親として最大限できることと勘違いしてしまいます。

 

ですが、勉強も、他の投資と同じで、まずは、最小限の投資で回してみる、それがイマイチだったらやり方を変えてみる、さらに投資した方がよりリターンが大きいようであれば追加投資をしてみる、と言った感じでやっていく方が、より少ない投資で大きな成果を得られるのです。