波動だけですべてを考えてみる
私たちは、いい人になりたいと思っているし、いい人と思われたいと思っています。
そして、常に明るく穏やかで、幸せな毎日を送りたいと思っています。
そのような気持ちにさせてくれるような現実があればできるけど、と思ってしまいますが、今ある現実は自分の内面が作り出しているものの反映なのです。
そして、よく同じ波動のもの、人は惹かれ合う、というように、自分が不満と思っている現実を自分の内面が作り出しているとともに、それを増長するような環境や人を自分自身の波動とシンクロして引き付けている訳です。
では、自分が望む現実となり、かつ、自分が望む環境や人を惹き付けるようにするためには、自分の波動をとにかく整え続けることが重要です。
自分の外の世界が良くなるように、自分の内面がどんなに乱れていても、自分の外の世界では取り繕って、いい感じで振舞ったとしても、結局はうまくいきません。
なぜならば、自分の内面から「発してしまっている」波動により現実が作られ、その波動に応じたものを引き付けているからです。
自分の外の世界を何とか良くしようと頑張っても、その外の世界を作り、外の世界のものを引き付けている根源のものを何とかしない限り、すべては無駄な努力になってしまいます。
その人が発する「雰囲気」や「感じ」はすべて「波動」なので、どんなに綺麗に着飾っても、笑顔で穏やかにしていても、その人の内面が混乱していたり濁ったりしていたりしていると、接する人には何となく違和感が伝わってしまうのです。
波動というものにより現実が作られ、その波動に応じたものを引き付けている、ということはなかなか実感しにくいですが、自分が醸し出す雰囲気のようなもので、自分の本当の気持ちや心の中が伝わってしまう、特に、自分の人として嫌な面については、自分では取り繕っているつもりになってもバレてしまっている、ぐらいに思っていた方が良いと思います。
それならば、もう自分の考えていること、感じていること、そして、自分そのものでさえも、すべて波動であると考え、相手に伝わってしまうであろう波動そのものを綺麗で整った落ち着いたものにしよう、という感じで考えた方がいいと思います。
そのように、もう人に隠せないものを良くしていこうとすると、結果として、自分の心をストレートに表現できるようになり、結果、自分の中からの曇りのない波動は、現実世界を良い方向に変えてくれることになるのです。
そして、自分の発する波動だけではなく、相手が発しているのも波動、さらには、相手そのものも波動です。
こちらが発する波動が整えば、それに呼応する波動も整った良いものになります。
そのため、すべてを波動と考えて、波動だけを整えていく、と考えていくと、やることはシンプルですが、自分を良い方向へ、良い方向へと導いてくれると思います。