スピリチュアルについて思うこと
私は結構スピリチュアル的なものは大好きです。
占いも好きですが、占いはどちらかというと、大昔からの数多くの人間の性質と運命のパターンを集計して一定の法則を見出した統計学、というイメージですが、スピリチュアルは、この世の心理であり、真実の追究、というイメージがあります。
やはり、我々は、この3次元を基本とする現実世界に住んでいますので、それを超越し、実際に観察することができず、かつ、科学的な裏付けもないスピリチュアルについては、うさんくさい、という考え方を持つのも当然だと思います。
また、実際に観察することもできず、かつ、科学的な裏付けもないが故に、そこを利用して、巧みに顧客の心の琴線などを突き、信じ込ませて、金銭をむさぼり取っている、というスピリチュアルカウンセラーなども存在するとは思います。
ただ、宗教と同じように、スピリチュアル本で言われていること、そして、カウンセリング等で個人に対して言われていることについては、長期的な指針や方向性のことが多く、しかも、それそのものは決して悪いことでも恐ろしいことでもなく、かなり前向きであり光りある内容であるものがほとんどです。
なので、それを信じて、日々、自分のできることをしっかり考えて、しっかりと実行していきましょう、ということ自体は何の問題もないし、むしろ、とても大事な考え方、心持ちであると思っています。
問題は、そのスピリチュアル本で語られていることが願えば叶う、とか、イメージすれば叶うとか、いかにも簡単そうに記載されているものが多いこと、そして、カウンセリングについては、カウンセリングを受ける方からすると、心の癒しであり清涼剤にもなっているので、本当は、あなたは大丈夫だから、もしくは、より良くなっているので、自分のできることをしっかり考えて、しっかりと実行していきましょう、ということであっても、考えることも実行もなしに、安易にカウンセリングそのものに依存してしまう場合です。
スピリチュアル本やカウンセリングでの内容は、あくまで自分のこれからの人生のヒントや指針のために役立てたり、自分を後押ししてくれる原動力として生かしていくのがベストであり、主体性や自分にとてのコアな部分はすべて自分がしっかりとキープしていることが重要であると思います。