人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

怒るということは思考・行動停止である

私は、結構、すぐ怒ってしまいます。

 

それは、自分の思い通りにならない時や自分が何らかの攻撃をされたという時です。

後者の場合は、理不尽に攻撃されたりする場合があり、その際は、怒っても当然なので、今回は前者の「自分の思い通りにならない」ことで怒ってしまうケースのことを取り上げます。

 

この世の中で、自分の思い通りにならないことは山ほどあります。

 

それでも、時々、自分の思い通りにならないことで怒ってしまう、ということは、「思い通りになって当たり前」と思っているからです。

 

そして、なぜ「思い通りになって当たり前」と思っているかというと、周囲の人や環境などが、過去からの経験則、常識、そして、慣習などに基づいて、当然こうなるべき、と思っているからです。

 

もちろん、あまりにも非常識に振舞われて迷惑を被る場合もあります。これについては、先ほどの「自分が何らかの攻撃をされた」のニュアンスに近く、さらに言うと、「理不尽に攻撃されたりする場合」のニュアンスにも近いと思います。

 

しかし、かなりのケース、しかも、何度も何度も同じケースで、自分の思い通りにならない、と感じる時は、自分自身の「思い」そのものが歪んでいたり、凝り固まっていたりする場合もあるし、そこまでいかなくても、自分の思いも、その周囲の人や環境における思いや状況においても、どちらも正しいと言えば正しいし、どちらもありと言えばあり、という場合もあります。

 

そのような時に、「思い通りにならない!」として怒ってしまう場合には、自分自身が何の工夫もせず、何の変化も起こさず、そうすべきなのは、周囲の人や環境だと思っているのです。

 

怒ることは簡単だし、それによって、自分の思い通りになれば楽だとは思いますが、もし、それで、自分がいろいろ工夫したり、変化したり、改善したりする機会を失っているとすると本当にもったいないと思います。

 

また、同じような場合に、怒らず、心穏やかに、ただただ自分ができることを淡々とやっている人がいた場合、その人との人間力や実践力の差はどんどん開いていってしまうかもしれません。

 

何か、怒りたくなった時、腹が立った時などに、

「この状況を、よりよくする方法は何かないだろうか?」

と考えていく癖があると、以前よりもちょっとだけ人生がうまくいくかもしれませんし、何より、ちょっとだけ、心穏やかに過ごせるかもしれないです。