マイナス思考を生かし切る
私は、かなりのマイナス思考です。
物事がうまくできなかったことを後悔し、これからもうまくできないのではないかと不安になり、毎日毎日、なんだかすっきりしない気分で生きていることが多いです。
そして、人に対しも、どうしても頑なになったり、怒ってしまったりして、自分を防御しようとしてしまいます。
マイナスな気分になっている時には、マイナスのエネルギーを周りにも発して人を不快にさせてしまっているわけですが、この、つい発してしまうこのマイナスエネルギーも、エネルギーと言えばエネルギーなわけです。
そして、その影響により、人を不快にさせたり、怒らせたりする、ということは、言葉を変えるならば、プラスのエネルギー同様、人や場などに「影響を与えて動かしている」ことには変わりはないということになります。
このように、マイナス思考は、結局、人や場を動かすエネルギーの源泉、ということになるわけですから、そのエネルギーがあることはしっかりと認識し、あとは、その使う方向性や使い方を工夫すればいい、ということになるかと思います。
マイナスであるがために、そのエネルギーが強いと、本当につらく、自己嫌悪に陥ることも多いのですが、エネルギーが強いということは、そのエネルギーをうまく使うことさえできなら、エネルギーが弱いことよりも好ましくさえあるかもしれないのです。
では、どうしたら、マイナスのエネルギーをうまく使えるか、ということですが、マイナスで考えてしまったこと、マイナスの感情を外に出してしまったことについて反省すべきところは、しっかりと反省しつつ、「では、どうしたら、それをうまくやれるのか」、「何かプラスに転換させる方法はないか」について、ありとあらゆることを考え尽くし、そして、そのいくつかでも実行してみることにエネルギーを投下してみるとよいと思います。
マイナス思考の人からすると、プラス思考で、ガンガン実行できる人や、あまり物事の細かいことを気にしない人などのことを、うらやましく、そして、その人たちの前では、自分の器の小ささに嫌気がさしてしまうこともあるかもしれませんが、このマイナスのエネルギーをうまく転換し、徹底的に使いこなすことができれば、そのような人たちでは、全く思いつかないようなものを発見することができるとともに、その人たちではなし得ないことを実現できる可能性だってあるかもしれないのです。
自分の中にもっている「マイナス」のものでさえ、そう考えると、とっても尊いものなのです。。。