残りの人生で挽回する
これまで、楽しかったことも、嬉しかったこともあり、いろいろな学びや経験を通じて、それなりに充実した人生を送ってきたな、という思うことも多々あるかと思います。
反面、ただ漫然と過ごして何も達成してないことに心が焦ったり、失敗ばかりでバカにされてとても悔しい思いをしたり、思い出すと苦しくなるくらい恥ずかしいことをしてしまったり、等々、反省や後悔の念を持っていることもあるかと思います。
今、皆さんが何歳なのかはわかりませんが、30代から40代ぐらいまでは、まだまだ時間もあるし、今は忙しいし、ということで、振り返りはするものの、今までとは異なるアクションを取られる方も少ないかもしれません。
逆に50代を超えてしまうと、もう、自分の人生こんなもんだ、もう今から変えることなんてできないと思っていらっしゃる方が多いと思います。
感覚は人それぞれではあると思いますが、おそらく、30代から40代ぐらいまでは、まだ人生がそれほど経過していない感覚があり、反省や後悔の念が仮にあったとしても、それを挽回しようという気持ちがそれほど強くなっていない状態、逆に50代は、挽回しようという気持ちがあっても、人生の残り時間を考えると、もう間に合わない、という状態になっていると思います。
これは人生が80年ぐらいを想定した感覚で、私も強くこの感覚をもっているので、まさに上記のような感覚でいました。
ただ、人生100年と捉えなおすと、50代においては、「人生を挽回したいという気持ち」と「今まで生きてきた時間分まだあるので、もしかしたら間に合うかも、という思い」が共存する形になるかと思います。
これまでの人生は前半戦。そして、それは、晩成する後半戦に向けた準備期間、そして、そこで味わった反省や後悔の念は後半戦で躍進してくための原動力、と捉えて、一日一日、ちょっとだけでも新たな人生に向けて踏み出してみましょう。