他の人が自分の立場だったらと考える
いつも不平不満を抱えていたり、愚痴が多かったり、話を聞いていると悪い人ばかりに囲まれているような人がいます。
本当に、本人の責任ではなく周囲の環境がそのような状態にある場合もあるのでしょうが、大抵の場合には、それは、その人本人のせいであるな、と思うことがほとんです。
自己防衛をしないととても精神的にやっていけないところもあるとは思います。
ただ周囲のせいだと、いつも不平不満を言ったり、愚痴を言う前に、自分の心の中で、
「〇〇さんが、今の自分と同じ状況、同じ立場にいるとしたら、今の自分のように不平不満や愚痴を言っているのだろうか?」
「〇〇さんでも、今の自分と同じ状況、同じ立場になっただろうか?」
と、こっそり考えてみると良いと思います。
この「〇〇さん」には、自分が、身近で、信頼している人や尊敬している人などを当てはめてください。
そして、どんな人を当てはめても、自分と同じ状況、同じ立場に陥ってしまうし、そして、不平不満や愚痴も思わず言ってしまうだろう、と思うのならば、自信を持って(?)、不平不満や愚痴を言い続けても良いと思います。
でも、冷静に分析や内観ができている限りは、その「〇〇さん」ならば、全く違う行動をし、違う状況や立場になり、そして、不平不満や愚痴が出ないような方向で過ごせているだろうな、ということはわかると思います。
そして、その「〇〇さん」が、いつも不平不満をや愚痴を言っている人だとするならば、どんなにその「〇〇さん」が優しく接してくれていたとしても、「なぜ、こんなことぐらいで、不平不満や愚痴ばかり言っているのだろう」とか「私だったら、不平不満や愚痴ばかり言う前にこうしているけど」と思われていると思った方がよいです。
こうして考えてみると、結局、ほとんどの悩みの原因は、自分自身に起因しているものであり、やはり苦しくてもつらくても、まずは自分自身を成長させていくしかないということを認識していった方が良いと思います。
万が一、100歩譲って、他の人、他の環境のせいだったとしても、その時には、「勘違いして自分自身を成長させてしまった」おつり分で、違う人や違う環境に移った際には、とてつもなく状況が良くなることになりますので、自分自身を成長させていくことだけに邁進していきましょう。