人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

依存する老人は疎まれる時代に

昔ながらの人生観で言うと、高齢になって、新しいことをなかなか覚えることができなくなったり、ついていけなくなったり、体力的にもできないことが多くなってきたら、子どもなど、若い人にやってもらえばいい、だから、子どもは自分たちの近くに生活していることが理想だ、という考え方をもっていると思います。

 

しかし、これからの時代、いや、もう現時点で、そのような考え方は時代遅れで、自分のことは自分で面倒をみる、そして、それができる期間をできる限り長くする(できれば死ぬまで)、ということが求められています。

 

そんなことは無理だ、年寄りの現状をわかっていない若造の戯言だ、という声が聞こえてきそうですが、そのぐらいの気持ちがない限りは、すぐに子どもなど若い人に頼ったり、頼れなければ怒ったり嘆いたりしたり、もしくは、豊かな生活を送るのを諦めたりしてしまうことになるのです。

 

実際にやれるかどうかはわかりません。ただ、これくらいの気持ちでいた方が良いと思っています。

 

そして、これを実現可能にするのが「テクノロジー」の積極的活用です。

 

一昔前までは、確かに若者がそばにいないと不便なことが多く、生活もままならないことが多かったかもしれません。

 

しかし、現在においては、たとえば、ネットを利用したコミュニケーション手段はいろいろあるし、オンラインショッピング、代行サービスなど、様々なサービスが存在しています。

 

自分が何かをしたい、と思ったら、ドンズバではないにしても、何らかのソリューションはあるので、それを活用すればよいのです。

 

「そのテクノロジーの活用が高齢者はできないから若者が必要なんだ」という反論がまた聞こえてきそうですが、だからこそ、「自分のことは自分で面倒をみる」という「目的」をもつことが必要なのです。

 

「自分のことは自分で面倒をみる」にはどうしたらいいのか、と考えると、そこでどうしても、その実現のためには、テクノロジーの力を借りる必要があることは明白です。だからこそ、テクノロジーを少しずつでも覚えていこう、ということになるのです。

 

子どもなど、若者にお願いする時にも、「○○をやって」とか「○○を教えて」という言い方ではなく、「○○をやりたい(知りたい)から、そのやり方を教えて」と言えば、前者の数倍、喜んで教えてくれると思います。

 

子ども世代の若者は、インターネットやスマホを使いこなしているので、大前提として「そんなものネットで解決すればいいだけじゃん」という思いを持っていることを念頭においておくことが必要です。