人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

株の買い時・売り時

投資については、基本的には「安い時に買って、高い時に売る」が原則です。

 

ですが、この安い時と高い時が、私たちはわからないわけです。

 

まず、株の安い時の見極め方ですが、これは概ね2通りあって、

 

・暴落時

・将来かなり成長することが容易に想定される中での今

 

という感じです。

 

まあ、平たく言ってしまうと、「直近で見たときに一番安くなったと判定したところ」となります。そして、それは、稀に大外れをすることもありますが、中長期的に見るなら、一番安いと思ったところが、実は、高値掴みだった、ということは確率的には少ないと思います。

 

なぜなら、一応、株価は時の経過とともに上がる傾向にあるからです。

 

次に、株の高い時の見極めですが、これについては非常に難しいと思います。

 

なぜなら、よくテンバガーと言われるように10倍以上になる株もありますが、概ね、私も含めた凡人は3倍~5倍ぐらいで利益確定しておこうとホールドし続けることを我慢できずに売却してしまうからです。

 

例えば、ソフトバンク株をまだソフト販売していた初期の頃に、ユニクロ株をフリース販売前の頃にそれぞれ買っていた場合、それを今現在ホールドし続けている方はどれくらいいるのでしょうか?

 

それができるのは、創業者の方の資質と企業分析をした結果、長期にわたり株価があがっていくことをしっかりと予測できた方と、株を買っていることを忘れていた方と2通りぐらいでだと思います。

 

では、逆に、ここぞと決めた銘柄については、死んでも売らない、というスタンスを取れるかというと、これもまた難しいと思います。

 

なぜなら、高配当かつ未来永劫盤石な株価をキープできると誰もが疑わなかった電力株でさえ、東日本大震災により、その神話が崩れ去ったように、30年、40年という長期にわたって買ったらほったらかせる株というものがあるのかは誰もわからないからです。

 

結論として、株の売り時というのは、株の高い時の見極めが極めて困難であることから、「自分が設定した価格になった時」とか「自分が設定したタイミング」ということになります。

 

これを明確に決めてから株を購入している人は極めて少ないので、株を買ったはいいけど、下がったらもったいないから損切りはしない、上がったらいつかは下がるかもと思って中途半端なところで売却、といったような動きになり、大きな利益を得る人は少ない、とうことになります。

 

株は投資信託と比較して、信託報酬もかからず、配当も税金を除く満額ゲットできるので、最低コストの投資とも言えるのですが、上記のように「30年といったような長期にわたって保有し続けてよいかが見通せない」というところが最大のネックとなります。