コスパ重視は悪いのか?
私の周りだけかもしれないのですが、「コスパ重視」をすることに、結構、引け目を感じてしまうところがあります。
それはなぜかというと、
「コスパ重視=ケチ」
「コスパ重視=安物好き」
「コスパ重視=貧乏性」
みたいな雰囲気、イメージで捉えられてしまうことがあるからです。
確かに上記の要素がないわけではないです。
ただし、「コスパ」は「コストパフォーマンス」の略称であるとおり、「かけたコストに対しての見返りはどれくらいなのか」が重要であるため、それが大きいならば価格そのものは高くても問題はなく、それが小さい、もしくは、マイナスならば、安くても意味がない、ということになります。
コスパを考えた時、私が最も利用しないのはコンビニです。
スーパー、ディスカウントストア、専門店などに行く機会があるのに、わざわざ高いコンビニを利用する価値がないからです。
コンビニ独自のスイーツやホットスナックなどもありますが、おいしいのですけど中途半端なことが多いです。
もうちょっと高いけど、専門店の方がよりおいしい、とか、これよりは味がちょっと劣るけど、価格は半分くらい、とか、結局、「価値」と「価格」のバランスを考えると、別にコンビニで買う必要がないかなと思ってしまいます。
ただし、人によっては、近所にあって冷蔵庫・保管庫代わりにモノを買っている方もいらっしゃると思います。
もしくは、コンビニのレジ周りのホットスナックやおでん、そして、スイーツなど、様々な取り揃えそのものが、お祭りの屋台と同じように、そこにエンターテインメント性を感じる方もいらっしゃると思います。
そのような方々で言うと、コンビニに支払う対価と価値はバランスが取れていて「コスパがいい」ということになります。
結局、何も考えず、何となく、そして、みんな買っているし、というような、特に理由もなくふわっとした感じで利用し続けていることが、もしかしたら一番コスパが悪いかもしれないです。
同じ価値ならより安価なものを求める、同じ価格ならより価値の高いものを求める、そして、価値には、そのモノ、サービスが持つ直接的な利便性だけでなく、自分だけでなく他の人も幸せにしたり、苦しみを和らげたり、という二次的な価値も考えて判断する、ということを常に考えていくと、本当の意味での「コスパ重視」になれると思います。