大勢の人が集まるものに、本当はみんな興味を持っていない
私は、人で混み合うところが大嫌いです。
ちょっと興味があるようなイベントや場所であったとしても、混雑しているというだけで行く気がなくなります。
混雑したところが嫌いなだけに、そのような群衆が押し寄せるイベントなどで、転倒事故などが起きたり、いざこざで暴力事件などが起きたりしているニュースを見ると、「わざわざそんなところに行かなきゃいいのに・・・」と思ってしまいます。
私は、このような、多数の人が押し寄せるイベントや場所などについて、それを本当に好きで、何が何でも行かないと気が済まない、と熱望している人は、非常に少ないのではないかと冷ややかに見ています。
その見極め方としては、
- 自分一人だけでも、恥ずかしくなければ、もしくは、浮いていなければ、そのイベントや場所に行くか
- そのイベントや場所に行ったことやその時の様子を、誰にも話してはいけないし、誰にもその時の写真や動画を見せてはいけないとした時に、それでもその場所に行くか
です。
要は、自分以外の誰とも共有・共感できない状態でも、そのイベントや場所に行くほど、自分自身でそのことに興味を持っているのか?ということです。
これにYESと回答できる人だけが、それに参加した場合、かなり参加人数は減るのではないかと思っています。
SNSの影響により、「自分ってこんなことしているんだ」とか「自分ってこんなところに来ているんだ」ということをアピールしたい人が増えています。
「映え」を求めているうちに、本当に好きなものが見つかった、とか、何度もリピートするようになった、というのであれば、その「きっかけ」としてはとても良いものですし、「映え」を求めていなければ全く引きこもっていた、というのであれば、それもアクティブになる「きっかけ」となっているのであれば、それも良いと思います。
ただ、異様に混み合っているイベントや場所の様子を見ると、ただただ「映え」を求めた空虚な「共感」をしたいがためだけに、熱狂しているようにも見えてしまいます。
オタク的なものでも何でもよいのですが、ものすごく興味を持っていることやハマっていることがあって、なぜそんなところ行くの?というところに、誰にも知られずひっそりと行き続けていて、そのことを恥ずかしそうに話すような感じの人の方が、私はすごいなと思ってしまうし、人生楽しんでいてうらやましいなあと思ってしまいます。