人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

高齢化はそれほど問題ではない

人生100年を考えた時に、少子高齢化に伴い、日本の未来というものがどんどんシュリンクする、とか、暗い未来しかない、という見方があります。

 

しかし、結局、少子高齢化が問題というよりは、稼ぐ人数の方が養う人数よりも多くなる、稼ぐ人の稼ぐ金額が少なくなって、養う人が必要とする金額の方がどんどん大きくなることが問題なのです。

 

この問題を解決するためには、稼ぐ人数を増やすか、養う人数を減らす、もしくは、稼ぐ人のが稼げる金額を増やすか、養う人に提供する金額 を減らすかの、どちらかが必要ということになります。

 

このうち稼ぐ人の人数を増やしたり、稼ぐ人の稼げる金額を増やすのは、今の日本では難しいので、養う人を少なくし、養う人に提供する金額 を減らす方が合理的と言えます。

 

そして、結局、それを解決できるのは、「できる限り多くの人が元気に長く働くこと」、すなわち、「現役時代を長くすること」に尽きることになります。

働くことをやめてから亡くなるまでの期間が長くなればなるほど、その人たちの生活を支えるための負担が大変になっていくだけなので、リタイヤした人の累積人数が増えなければ、その負担額も増えないのです。

 

日本は、現在、人不足に陥ってる業界も多く、今後はさらに人不足が加速すると予想されています。

 

それを、まだまだ元気な高齢者で埋めるのも全然ありで、とにかく、「会社を退職=リタイヤ生活」という概念を変えていけば、少子高齢化問題のうち、少子化問題は残るかもしれませんが、高齢化問題は緩和されている可能性があります。

 

先ほど、「稼ぐ人」と「養う」という表現を使いましたが、「稼ぐ」のが若い世代であり、「養う」のが高齢者であるとは限らない世の中が来るかもしれません。

 

年金財政が破綻するとか、老後 2000万円貯金がないと生活はできないとか、このままだと私たちには暗い未来しかない、という不安を煽る情報が多いですが、それらの情報を聞いて、ただただ暗い気持ちになるのではなく、「これからは生涯現役でやっていく世の中が来たのだ」というアラームとして捉え、早い段階から準備を始めておくことが必要だと思われます。

 

先進国でも少子高齢化が特に加速している日本が、元気溢れる高齢者の活力で、高齢化社会を乗り切っていくという、世界のロールモデルとなる日が来るといいなと思っています。