人生100年でゆっくりじっくり成長していこう!

「人生100年時代」を「急がなくてもゆっくりじっくりと成長できる時代」、「いつから始めても遅くない、いつからでも始められる時代」、「より多くの楽しく豊かなことを経験できる時代」と捉えて日々過ごしていける方法をみなさんと共有していきたいと思います。

人生を最初からやり直したいですか?

先日のテレビ番組で、願いが叶うとしたら、不老不死か、人生を最初からやり直すか?という2択のどちらを選ぶ人が多いかを当てるクイズがありましたが、過去に戻って人生をやり直したいという選択肢の方が圧倒的に多いのに驚きました。

上記の選択肢そのものも多少悪い所があって、さすがに不老不死と言われると、そこまで長く生きたいとは思わない、という思いが出やすいところはあるかと思いますが、それでも未来に向かう望みよりも過去に戻る望みの方が強い、という傾向が圧倒的に多いことは意外でした。

確かに、現時点での自分の考え方や力量というものは、過去の自分と比べてかなり進歩している可能性が高いし、過去の失敗やうまくいかなかったことも、うまく切り抜けられる可能性が高いので、過去に戻って人生をやり直せば、より良い未来が待っているはずだ、ということは分かります。

でも、私自身は、あまり過去には戻りたくないと思っています。

なぜかと言うと、過去の経験において辛かったり、大変なだったことについては、仮に自分が過去に戻って、昔よりはうまく立ち回ったとしても、やはり辛かったり、大変である可能性があるからです。

高校や大学をもっと良いところに行こうとしても、やはり勉強が苦手なことは変わらなくて、希望のところには行けないかもしれないし、人間関係を改善しようとしても、結局、性格や考え方が合わない限りは、過去と同様に、うまく付き合えずに関係が終わってしまうかもしれません。

そして、もう一つ 過去に戻りたくない理由としては、今の方がどう考えても楽しいからです。

それは、今の日常の生活そのものも楽しいですし、テクノロジーやエンタメやグルメなど、これらは確実に、過去よりも現在の方がいいに決まっています。現在のテクノロジーやエンタメやグルメを考えただけでも、私は絶対にあの昭和の生活には戻りたくありません。

確かに、過去に戻って、過去の反省を生かし、現在の成長した自分で対処するなら、人生が大きく変わる可能性もあるとは思います。

ただ、結局、今の自分で過去に戻るのですから、当然、今の自分の実力以上の力を発揮することはできるわけでもないので、結局、今、楽しく心穏やかにわくわく生きられてないとしたら、過去に戻っても、人生を変えることには限界があると思ってます。

私自身も、昔と比べてあまり成長していないところもあるので、過去に戻ったとしても、過去の自分以上にうまくできるかはとても不透明です。

過去の自分の愚かで未熟な行動や考え方を思い出すと、恥ずかしく後悔することも多々あるのですが、過去のその時その時において、自分なりに未熟ながらも最善を尽くし、懸命に判断し続けてきたので、そのことについては評価ができるかなと思っています。

なので、過去に戻ってやり直しというよりは、未来に向かって、今、その過去の未熟な部分を直せばいいのではないかなと思っています。